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犬の病気(腫瘍:脾臓肉腫の1例)

ある晴れた平日の朝、フィラリア予防、狂犬病ワクチンに来た患者さんです。

 

娘さんのワンちゃんを、3匹連れてきました。

ダックスさんの身体検査を終えて、次はこーぎーさんの番です。体重は前年より少し増え、食欲も旺盛で、元気です。触診をしていると、お腹の中に何かを確認しました。すぐフィラリア検査の為に採血し、腹部超音波検査を行いました。触診で確認したものは、脾臓という臓器で、 8cmのしこりを筆頭に複数しこりが存在しました。腸間膜リンパ節、腎臓、肝臓は正常で、腹水もありませんでした。血液検査は貧血もなく、異常はありません。

こーぎーさんは、転移も無く、脾臓の破裂を起こす可能性があるので、手術をお勧めしました。夕方、娘さんから、連絡がありました。しこりは、進行する可能性があるので、手術しない場合の弊害と、脾臓腫瘤は3分の2が、転移率が高い悪性腫瘍なので、手術した場合でも、腫瘍の種類によっては、その後余命がつく可能性があると、お話しをいたしました。

 

その後は、、、

 

即日手術を希望されました。

手術で摘出した脾臓は、脾臓肉腫で、血管肉腫と違い、転移率が低い悪性腫瘍です。完治する可能性があるので、現在抗がん剤治療中です。

今月も、忘れずに、フィラリアの薬飲ませてあげてくださいね!!

 

ちなみに血管肉腫という腫瘍は、転移率が高く、完治し辛い病気で、脾臓、肝臓、心臓に発生します。当院が開業してから、一番長く生きたワンちゃん(ダックスさん)では、術後2年10ヶ月でした。

現在も、血管肉腫で通院しているワンちゃん達がいますが、この前、スーパーボールを飲んでしまったぐらい元気なワンちゃんも、いますよ。ねっ、しろきちくん!!