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犬、猫の病気(犬、猫の腫瘍:副腎皮質腫瘍)

転院してきたにゃんちゃんです。食欲不振、寝てばかりいて、全く元気がなく、(当院に至るまでの経過が長く、複雑でしたが)来院されました。

血液検査で、低カリウム血症(2mEq/lぐらい)、高ナトリウム血症、軽度腎臓機能低下があり、腹部超音波検査で3.5cm大の円形に腫脹した右副腎が認められました。副腎皮質由来のコーン症候群を伴う機能性腫瘍の可能性があり、カリウム値が低いことでぐったりするのを改善するために、右副腎腫瘍(病理検査は副腎腺腫)摘出術を行いました。

術後膵炎になりましたが、カリウム値は正常(4〜5mEq/l)になり、術後4年経った16歳の現在再発なく、元気です。

この子の飼い主さんが心配されて、旧病院で手術をずっと見守っていたのを覚えています。ミーちゃんがんばってね。

 

アレルギー性皮膚炎で通院しているワンちゃんです。

食事を除去食にして症状が安定していましたが、昨年から皮膚の状態が悪化、他の基礎疾患併発を疑い精密検査したところ、超音波検査で右副腎が円形に3cm腫大、血液検査からクッシング症候群を伴う機能性副腎皮質腫瘍が疑われました。右副腎摘出術を行いました。

病理検査は副腎腺癌で、先月から抗がん剤治療中です。皮膚の状態の改善はまだ認められませんが、症状が緩和されることも期待したいところです。

副腎腫瘍は進行していた場合、外科手術で治療困難な時もあります。3年前にワクチン接種で来院されていたフレンチブルさんが、多飲、多尿で、食欲はすごくあり、ただ少し痩せてきたので精密検査した結果、副腎腫瘍を確認しましたが、すでに腹部大動脈、静脈にも浸潤していて摘出できないケースもあります。