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年末年始の休診案内

インフルエンザが流行し始めましたね。フェレットさんもこの前罹って受診されました。

フェレットさんは飼い主さんから、インフルエンザに感染しますので、風邪を引いた場合は、気を付けてあげてください。

皆さん、お体ご自愛くださいね。

早くも2019年が終わりに近づいています。

年末の診察は、12月30日(診察時間は8:30~12:30 14:00~17:00まで)まで行います。

年始の診察は1月4日(土)から、通常通り行います。

休診中の緊急急病の場合, 獣医師一人での対応なので、かかりつけの方限定で、来院履歴を確認して行いますので、お名前、用件、電話番号を留守電に入れてください。折り返しお電話いたします。

よろしくお願い願い致します。

 先日、ドローン撮影を行いました。都合で集まったのが総勢18名。(実は、ホームページが間もなく少し変わります。)撮影費用が思いのほか安く、みんな興味しんしんだったので、ついつい頼みました。(*´艸`*)。

 打ち合わせもなく、診察が終わった直後に一斉に外に出て、慌てて撮影となりました。始めは、撮影しているかと思って、皆で一斉に手を振っていたら、

 「今から撮影しま~す。」と。。。。。。。          

 

寒かったです。

 

 

追伸

いつもドヤ顔をきめています。この写真はかわいいので。

この子に会って、現在の患者さんたちの病気のことを症例紹介にじゃんじゃん挙げていこうと思いました。

この子は症状がずっと出ていて、他院で治療し続けて治らず、遠くの病院を紹介されて、病気の診断、治療までの時間がかかることを、飼い主さんが懸念しました。その間にも病気が進行することを恐れて、この子と同じ症状、病態をグーグルで検索されたそうです(そんなことができるんですね。疎い私。。。)。その結果、このホームページにたどりついて来院されました。この子は4歳で腎臓癌を患っていました。飼い主さんは、気丈にも腎臓摘出手術も見学されました。いつも、抗がん剤にやってくるとき、診察台の上で、お尻を向けて撫でて欲しそうにしている姿をよくします。飼い主さんが、その姿をご覧になってよかったな。っとふと、思います。

きっと、同じような経験を現在も、今後も、たくさんの患者さんがいると思います。治療ができるか、できないかは、経過時間も関係します。経過時間が長いと、進行しすぎて、手遅れの場合も多いです。ここ最近、膀胱腫瘍、肝臓腫瘍、口腔内腫瘍、乳癌、などなど、もっと早く相談していたら、違った結果が得られたのではと思うケースが多々あります。1か月でも、わんちゃん、ネコちゃんには長いです。

このホームページ症例を見て頂いて、今後も少しでもお役に立てればと思い、また、症例集を引き続きあげていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここからは、話が長いので、興味がある人はどうぞ。

 

開業して再来年で15年たちます。

獣医師になり、動物診療を行って10年目の2005年開業しました。

 

獣医師になって初めて勤務した県外の病院は、当時としてはめずらしく、大学病院の専門分野の先生たちを月2回招いて、1日勉強会、各種実習を行い、患者さんの難治例の診断、アドバイスをうけて、治療を実施したりしていました。その他に月2回は長野、富山、石川県獣医師会が開催する1日セミナーに参加し、月計4日セミナーに参加していました。その病院は、年間通して患者数が多く、軟部外科、整形手術数も多く、院長先生が勤務獣医師には、積極的にスキルを上げ、上級の勤務医と技術向上の指導を受けて過ごしました。ありがたかったのは、循環器専門の先生の心電図講義、心エコ―、腹部臓器超音波検査の個人レッスン、細胞診、外科の先生の麻酔講義、患者さんの手術の実技指導を受けれたことでした。

一般の人は知らない方が多いとは思いますが、実は獣医師は人間の医師とは異なり、インターン、レジデント研修を経て、技術を取得することはないです。獣医師免許を取得した後は知識、技術ともにその後、独学状態で、一般動物病院に勤務しながら技術を取得している人が多く、大学病院等の2次診療施設の研修を行う人は少なく、公務員等の小動物診療をおこなわない人も多くいます。

獣医師5年目になったとき、ネコ呼吸域感染症、心疾患、糖尿病、肝炎、尿路結石等の慢性の内科疾患や、フィラリアつり出し手術、横隔膜ヘルニア整復手術、ネコ大腿骨ピンニングの骨折の手術等の急性ある手術は自分で施し経験しましたが、考えてみると、肝臓腫瘍などの腹部臓器腫瘍、骨髄性白血病、自己免疫疾患等々、進行早い、もしくは進行する病気の患者さんの診断、治療、経過確認の経験は、地方都市では、得る機会が少ないと思いました。

その後の5年間は、都心の大学病院等の2次診療施設での研修、腫瘍科専門の先生が所属していた動物病院での勤務、手術専門の仕事も定期的に行っていました。2次診療施設研修中の16年前に小動物Ⅱ種がん認定医をとり、Ⅰ腫認定医の1次は合格しましたが、2次の面接試験の時はインフルエンザにかかり、結局は受験に至りませんでした。開業してから忙しさにかまけて、定期的な年2回のセミナーに受講できなかったので、2017年認定資格はなくなってしまいましたが、2種認定医は試験だけなので、機会があったらまた受験しようと思っています。その後、福井での開業を両親に促され、2年間考えました。その間に動物病院で経験し、様々な症例を診断、治療し、遭遇する機会が得られ、今は猫ブームですが、ほぼ猫100%の動物病院で定期的な手術の仕事にも携わっていました。

 

 

都心の動物病院に勤めてから、地方都市福井での開業には、かなりの覚悟がいると思いました。

患者さんのことに努める時間が、獣医師1人で当たらなければならないこと、2次診療施設が近隣には皆無なので、患者さんの費用、時間などの負担かからない診察、治療を施すことがかなり重要です。費用、時間の負担とは、手術台を安くするとかではなく、待ち時間とかではなく、無症状での早期診断、もしくは症状が出てから、診断、治療、安定した経過をいち早く患者さんに提供することだと思います。そうすることで、トータルで費用、通院回数もすくなくなります。今年、あるマルチーズの飼い主さんが、くしゃみ、片方の鼻の穴から膿性鼻水がでて、斜頸、うまく歩けないということで、来院されました。実は、この病院で、5件目で、病気の診断ができていない状態で、紹介、紹介の連続で、最後は遠方の病院に紹介されました。飼い主のおばあちゃんはあわてて、お電話で、「MRIがないと診断ができない。と言われたし、高額な検査を2回もしてお金が底をついた。ので福井でMRIの病院を探している。」とのことでした。おばあちゃんは年金ぐらしで、1人暮らしです。わんちゃんの経過を聞いていくと、その症状の出方がある病名の可能性を思わせたので来院してもらい、ある簡単にできる検査で確定診断を行い、すぐ治療を行い、少しずつ改善し、一度は元気になりました。しかし、経過が長かったので、その3か月後に亡くなりました。こういうケースは年々増えてきているように思えます。

365日×24時間=8760時間のうち、動物病院の診察している時間は年間約1600~1900時間ぐらいしかありません。初めの勤務していた県外の病院は、夜間、祝日等の診察時間外は、留守電にして、院長、もしくは担当獣医師が折り返し電話して、対応します。長野にセミナーに1日がかりで行く場合には、夜に病院に戻ってから留守電を聞いてその後、来院を促して診察きていただいていました。都心の勤務した動物病院は、近隣の複数の病院が出資して夜間病院を設立、運営に携わっていました。夜間見ていられない入院中の状態の悪い子とか、痙攣、けが、呼吸が悪くなるなどの緊急性が高い症状のかかりつけの子たちは、その夜間病院に受診してもらっていました。夜間病院に受診した後、早朝、カルテ、検査データ類はすべて、出資したかかりつけ病院にfax、もしくは本人持参のうえで、受診してもらっていました。都心はほぼ8760時間に近いぐらいは、関わりがある病院で患者さんに対応しています。県外の勤務していた病院ではすぐの対応は難しいですが、緊急の留守電を聞いて かかりつけの患者さん、各種予防薬ワクチンを毎年病院で受けている患者さんに対応していました。

上で書いた通り、動物病院の通常の診察時間は、1年間の時間の約20%ぐらいです。

ワクチン、予防薬等で毎年利用している患者さん、かかりつけの患者さんとして、数か月、数週間単位で通院している飼い主さんに,1年間の8760時間対応は無理ですが、時間外のかかりつけ医として、1年間約40%は対応していきたいです。家族同様の子の生涯の約60%をかかりつけ医として、地方の獣医師として、努めていく覚悟ができて開業しました。ワンちゃん、ネコちゃん3世代分の子をみとどけられるかかりつけ医になると。

 

開業して、セミナー、研修が中断していましたが、セミナーは数年前から、オンラインセミナーで、最新の知識、技術をみれてとても助かっています。インターネットって本当に便利ですごいですね。(私たち、機械音痴でMさんにいつも頼んで嫌がれています。いつもありがとうございます。)ここ最近で、ドライラボ実習形式の1日がかりの手術等の研修も受けれて、20年前とは大違いですね。こんなにセミナー、研修を受けやすくなって、本当に5年間、富山から、長野まで、月2回、車で運転して皮膚科、腫瘍科、神経科、眼科、行動学、エキゾチック等々の9時~17時までの各種セミナー研修を受けに行っていたことが夢のようです。あとは、2次診療施設での研修が数年後には、、。と思っています。

 

 

個人では、あと、30年、ワンコちゃん、ネコちゃん2世代に渡って獣医師診療に携わりたい。

その後も、患者さんに、この病院に携わったスタッフたちのために、病院が有効に活かしていければ、とも思い、開業した次第です。

自分一人の病院ではない、みーんなの病院です。

 

 

以上は私の個人的なことでした。つまんないことで、すみませんでした。

ここに載せたことは、本当は移転を決めた時にホームページを一緒に作ろうとしたときの自己紹介文です。

ホームページの会社の人に、その後、短くしてみせたら、長い、くどい。といわれてしまいました。(* ̄▽ ̄)フフフッ♪

そのあと、バッサリ、切られました。Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

 

 

このような獣医師ですが、来年もよろしくお願いいたします。

 

 

本当に長いですね。。Σ(゚д゚lll)ガーン

 

 

 

あの方の写真の周りに集まって写真撮影しました。

今年は正面から、拝めました。✨

来年も、、、、、、、。